こんにちは
代表講師の鈴木です。
6月も下旬に入り、学生さんはいよいよ夏の吹奏楽コンクールが近づいてきましたね。
その前に期末テストという難問が立ちはだかっていると思いますが、うまく両立してクリアできるといいですね!
さて、今日はサックスを吹いていて、「音が硬いからもっと柔らかく吹くように!」とか「ここはビブラートをかけて演奏して!」という指示が先生から出て、なかなかうまくできなくて悩んでいらっしゃる方を多く見かけます。
これは学生さんだけでなく、社会人の方でも「ビブラートを練習してもなかなか実践でかけることができないんです」とか「高音域の音色が硬い、キツくなるのはどうしたら直るんだろう」という相談をよく受けます。
実は僕も長い間、この悩みを持っていました。
みなさんは、マウスピースをくわえる時、どうやってくわえますか?
どの教則本を見ても、たいていはこんな風に書かれています。
「マウスピースをくわえるときは、下唇を下の歯にかぶせてくわえます。上の歯はマウスピースの先端から1cmから1.5cm位の深さでくわえます。」
こうやって書かれていると、
1:下唇を下の歯にかぶせてくわえる
2:上の歯をマウスピースに固定する
という順番でくわえなければいけないように思いませんか?
僕も実際、長い間この順番でくわえていました。
しかしある時、僕はこれが矛盾していることに気づきました。
「これだと下唇が固定されてしまって、リードの振動を妨げているんじゃないか?」
そこで、順番を逆にしてみたんです。
1:上の歯をマウスピースに固定する
2:下唇を下の歯にかぶせて支える程度にくわえる。
こうすると、下唇が完全に固定されず、響きも出せますし、ビブラートもかけやすくなりました。もちろん緩めすぎては音が出ませんが、順番を逆にするだけでリラックスしたアンブシュアが作れるようになりました。下唇も痛くなりにくくなりました。
みなさんも下唇からマウスピースをくわえに行っていませんか?
一度確認してみてください。
もし、下唇からくわえに行っていたら、試しに上の歯を固定してから下唇をくわえる順番でやってみてください。
下唇が痛くなって困っていらっしゃる方にもぜひ試していただきたいやり方です。
必ずしも万人受けするものではないかもしれませんが、お役に立てるかもしれませんので
ぜひお試しあれ。
さて、来る8月18日に岡崎市民会館リハーサル室で開催しますワークショップですが、おかげさまで順調に申し込みが来ております。
まだまだ、受講も聴講も空きがございます。
(ただし午前の部は、かなり埋まってきていますので、お早目のお申込みをお待ちしております。)
このブログのようなワンポイントアドバイスが、実体験できるワークショップです。
学生さんはコンクールの県大会後になりますので、審査員の先生が講評に書かれたことや先生から直すように言われたこと、自分で「こういう吹き方ができるようになりたい」というお悩みを解決できるように、櫻井講師と二人でアドバイスさせていただきます。
また、各部の最後には受講生のみなさんと講師陣と一緒に合奏を予定しています。
お申込み・お問い合わせはこのホームページのお問い合わせからぜひご連絡ください。
お待ちしております。
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